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これまでの経歴と現在の仕事内容

サイバーセキュリティに係る技術的対策の策定・推進を担当

IT業界で長らくネットワークやサーバーの設計・構築といったインフラ系の業務に携わってきました。システム運用を行なっていくなかで、当時はまだ新しい分野だったサイバーセキュリティの重要性を感じ、挑戦したのが今のキャリアをスタートさせたきっかけです。約10年にわたってサーバーセキュリティに関わっています。

現在は明治安田に入社して5年目で、サイバー攻撃などの有事の際にインシデント対応を統括する組織「MY-SIRT」（一般で言うところのC-SIRT）の運営を担っています。もちろん、インシデントは頻繁に起こるものではありませんから、平時にはサイバー攻撃に備えた監視業務や、脆弱性管理などのサイバーセキュリティにかかるオペレーションの管理、最新のセキュリティ対策ソリューションの導入推進などを行なっています。

また、経営層をはじめ全職員を対象としたサイバーインシデントの演習・訓練にも力を入れています。私たちの役割は、実機を直接操作する「一線」の情報システム部門とは異なり、リスクに対する監視を行なう「二線」としての立ち位置です。技術的な知見をベースに、会社全体を動かしていくことが求められます。

明治安田に入社した理由

大手生保会社として日本のサイバーセキュリティを牽引したい

前職ではサイバーセキュリティのコンサルタントとして、さまざまなお客さまの課題解決に携わっていました。しかし、案件ごとに単発でかかわることばかりで、システム導入やローンチの最後まで見届けられないという歯がゆさがありました。次第に「会社の一員として、3年や10年といった長期的な観点でサイバーセキュリティ対策の企画から実行まで一貫して携わりたい」という想いが強くなってきたんです。

サイバーセキュリティは広い視野で見る必要があり、自社だけが対処すればいいというものではありません。ほかも対処していなければ、結局周囲に影響を及ぼしてしまうからです。特に金融分野のシステムは強固に守るべきものですから、日本のサイバーセキュリティを牽引していくような立場にもあると考えています。業界全体、ひいては日本全体のセキュリティレベル向上に貢献したいと考え、生保会社のなかでも大きな存在感を持つ明治安田を選びました。

会社や部署の風土

経営層との距離が近く、必要な施策をスムーズに進められる

上司や同僚はもちろん、関連部署の方々も非常に真摯に対応してくれますし、何か相談した際には「聞く耳を持ってくれる」印象です。セキュリティ対策というと「ユーザビリティの足かせになるもの」というイメージもあって、最初から「できない理由」を挙げて否定されがちだったりするのですが、そうではなく、「どうすれば実現できるか」という建設的な対話ができます。

経営層との距離が近く、会長や社長をはじめ、全員がサイバーセキュリティへの理解が非常に深いことにも驚きました。利益を直接生み出す部門ではありませんが、会社を守るための投資の重要性を会社全体で共有できているため、必要な施策をスムーズに進めることができています。

やりがいを感じるところ

トップレベルの技術に触れて、会社の意思決定にも影響を及ぼせる

一番の魅力は、技術的な施策の推進と、経営の方向性にもかかわるような戦略立案の両方に携われることです。国内でもトップレベルの最新ソリューションに触れられるうえ、経営層に直接報告する機会も多く、自分たちの仕事が会社の意思決定に繋がっているという責任感とモチベーションを感じられます。

明治安田はサイバーセキュリティの体制において国内でトップレベルの水準にあると自負しています。その一員として、日本の金融業界をリードしていくという責任感とやりがいを感じながら働くことができるのは大きいですね。

入社前後の職場の印象

スピード感をもって仕事でき、多くのチャンスを与えてくれる

入社前は二つの不安がありました。一つは「お堅い」とも言われる金融業界で働くのが初めてだったので「企業文化に馴染めるだろうか」という点。二つ目は、中途入社として「即戦力として期待される成果を出せるだろうか」という点です。

しかし、入社してみるとその不安はすぐに解消されました。想像していたような堅苦しさはなく、むしろスピード感があり、担当者でもすぐに部長や役員へ提案できる環境でした。積極的にチャンスを与えてくれる風土があり、成果を出す場をたくさん作ってもらえたのは非常にありがたかったです。

私より1年早く中途入社した先輩がいたことも心強かったですね。気軽に情報交換したり、課題を共有したりできたおかげで、スムーズに職場に溶け込むことができました。