弁護士

法的リスクから会社を守り、お客さまに安心をお届けする礎を築いています

プロフィール

加藤 麗香
入社年2020年
所属部署法務部
前職経験業界団体での法律相談・企画運営業務
(2025年10月取材当時)
  • 現在の仕事内容

    会社の事業を前に進めるための法的支援

    主な業務は、事業部門などから寄せられる法務相談や訴訟への対応です。ほかには法令改正があった際の社内連携、社内向け勉強会の実施、経営会議資料の法務チェックなど、業務は多岐に渡ります。

    1日の仕事の流れは日によってさまざまです。メールや電話で法務相談に対応することもあれば、部内でタスクを組んで法令改正への対応やナレッジマネジメントについて議論する会議に参加することもあります。裁判がある日は裁判所へ行くこともあります。

  • これまでの経歴と明治安田に入社した理由

    人や会社の雰囲気と、安心して学べる環境が決め手に

    司法過疎地域に弁護士を派遣する目的で新人弁護士を養成する法律事務所で、弁護士としてのキャリアをスタートし、その後は高知にある法律事務所を経て、任期満了を機に東京へ戻りました。東京では金融業界の協会でインハウスローヤーとして1年ほど勤務し、そこで得た金融業界特有の法律知識を活かせるキャリアをと考え、転職活動を始めました。

    金融のなかでも特に保険業界を志望していたわけではありません。最終的に明治安田を選んだのは、採用過程でお会いした方々の人柄や会社の印象がとても良かったこと、そして、すでにご活躍されている弁護士の方が多数在籍していたことが大きな理由です。金融業界の知識はまだ十分とは言えませんでしたから、周囲のみなさんの協力も得ながら仕事を進められる環境には安心感がありました。

  • やりがいを感じるところ

    社内弁護士として事業の「当事者」になれる

    法的に妥当なだけでなく、会社の経営理念や実務上の要求を満たす解決策を導き出すことに、この仕事における難しさとやりがいがあると思います。例えば以前、新しいサービスを導入するにあたって法的な制約が懸念されるという社内からの相談がありました。しかし、「法律上、実現は難しい」と回答するだけでは社外の弁護士と変わりません。

    そうではなく、私たちは事業部門に寄り添い、違った形でも実現できる代替策を提案するなど、一緒に汗をかきながら事業を前に進めるための方法を考えます。こうした伴走者としての役割を果たせるところに、社内弁護士ならではの面白さがあると感じています。

    また、訴訟対応においては以前の法律事務所での経験を活かせますし、経営会議の資料チェックなどを通じて会社の全体的な動きを把握することもできるほか、場合によっては、経営層に対して、法令等の調査結果や法務部としての見解を報告する機会が得られるのもこの仕事の醍醐味です。

    他部署へ異動する機会もあり、私自身も調査部(経営に関する意思決定が適正に行なわれるよう、経営に影響を及ぼす情報の収集・連携を行なう部署)で、保険業界全体の動向や監督官庁の考えに触れるという貴重な経験をしました。多様で幅広い視点をもち、ビジネスの観点もふまえて対応することで、会社の一員として事業に「当事者」として関われるのは、大きなやりがいにつながっています。

  • ワークライフバランスについて

    柔軟な働き方を可能にするさまざまな制度がある

    ワークライフバランスは充実しています。原則として20時までに社屋から退館するルールになっており、深夜残業はありません。

    私には子どもがいますが、フレックスタイム制度を活用して通常より早い朝8時から16時までの勤務にしたり、子どもの行事の際に使えるキッズサポート休暇や時短勤務の制度を利用したりと、家庭の状況にあわせて柔軟に働けるので大変助かっています。女性向けの検診制度など福利厚生も手厚く、女性にとっても働きやすい環境が整っていますね。

  • 入社前後の職場の印象

    学びの機会が多く、穏やかで風通しの良い職場

    入社前は、保険業界特有の法律知識を習得できるのか、前職の法律事務所での経験が活かせないことで知識が衰えてしまわないか、という二つの不安がありました。

    しかし実際に入社してみると、部内には同じ弁護士の方が多く在籍しているので気軽に相談できますし、訴訟対応では社外のベテラン弁護士の先生と共同で仕事を進めることもあり、ご指導いただきながら学べる良い機会となっています。

    社内では判例勉強会や、論文討議を行なう「フェロー塾」などが定期的に開催されていて、日々の業務に直結する知識を深めることができます。社内の法務相談での回答作成にあたっては、過去の類似案件を検索できる独自の社内システムも利用でき、初めて対応する案件でも過去の経緯をふまえた適切な判断ができるようにもなっています。

    職場は非常に穏やかで話しかけやすい方が多く、いわゆる「ピリピリした」雰囲気は全くありません。この風通しの良さと、経験を活かしつつ新しい知識を取り入れやすい環境のおかげで、入社前の不安はすぐに解消されました。

応募者のみなさまへ

コミュニケーションを大切に、事業に寄り添える方と働きたい

事業部門や実務部門の伴走者として仕事をしていくことが私たちインハウスローヤーの役割の一つです。その意味では、ロジカルな思考力をもっているのはもちろんのこと、コミュニケーション能力、寄り添う力や聞く力も必要です。何かあったときに気軽に相談してもらえるような関係性を築くことも大事で、そういったスキルのある方と一緒に仕事ができるといいですね。

昨今はリーガルテックも進化しています。AIをどんな風に業務で活用できるのか私たちもまだ模索している段階ですが、いろいろな新しい技術を積極的に取り入れていきたいという意欲のある方は大歓迎です。

私たちは、企業理念「明治安田フィロソフィー」に共感していただける方々を歓迎します

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