財務健全性と収益力のいっそうの向上を目的として、サープラス・マネジメント型ALM※を推進しつつ、安定的な収益を確保しうるポートフォリオの構築に取り組んでいます。
2020年度については、コロナ禍の不安定な環境下においても、安定的な収益の確保を実現することができました。
※経済価値(市場価額あるいは将来キャッシュ・フロー等による市場整合的な価額)で評価した資産価値と負債価値の差額であるサープラスを資本概念として捉え、その変動リスクをコントロールする資産負債の総合的な管理のこと
国内では超低金利環境が継続する一方、株価や為替動向をはじめとする市場のボラティリティ(価格変動性)は高止まりしています。こうした超低金利・高ボラティリティ環境においては、市場環境の変化に迅速に対応し、収益機会の拡大を図っていくことが重要と考えています。足元では、コロナ禍によって、市場の先行きが不透明となるなか、高い健全性の確保を前提として、個別資産の運用力強化および資産運用手法のさらなる高度化、多様化を通じた収益力の強化を進めています。
また、機関投資家として、持続可能な社会の実現、経済・企業の発展に資するESG投融資(※)を積極的に推進しています。
人財育成については、資産運用力の強化に向けた育成体系に基づく「専門人財」の育成に取り組んでいます。
※ESG:Environment(環境)、Social(社会)、Governance(ガバナンス)の頭文字を取ったもの