明治安田生命

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社長メッセージ

取締役 代表執行役社長
グループCEO

永島 英器

経歴

1986年入社、静岡支社長、企画部長、執行役企画部長、
執行役員人事部長、常務執行役を経て、2021年7月より現職

企業も人もありようが問われる時代

お客さまに「確かな安心をいつまでも」お届けすること。この使命のもと、お客さま・地域社会・未来世代・働く仲間との絆を大切に、私たちは「信頼を得て選ばれ続ける、人に一番やさしい生命保険会社」をめざしていきます。

「明治安田生命」はどのような会社なのか

明治安田生命は、「明治生命」と「安田生命」が、2004年1月に合併して誕生した142年の歴史と伝統を持ち合わせた日本最古の生命保険会社です。「明治生命」と「安田生命」は、ともに創業以来、二度にわたる世界大戦の惨禍、オイルショックなど、歴史に残る数々の大きな困難を乗り越えてきました。

そして、2004年1月の明治安田生命発足以降は、保険金の不払問題からの再生や東日本大震災後の過酷な状況のなかでのアフターフォロー等を通じて、お客さまを大切にする経営を一貫して推進し、「お客さま志向」の強みを確立してきました。この「お客さまを大切にする志」に終着点はありません。負の遺産・記憶を決して風化させず、同時に環境変化に機敏・柔軟に対応し「お客さま志向」をさらに前に進めていきます。

2020年から始まったコロナ禍により、格差・分断の拡大が進んだことで、社会・経済システムは大きく揺るがされましたが、一方で、持続可能な社会の大切さの認識はより深まったと感じています。生命保険とSDGsとの関係に焦点を当てると、生命保険はその活動自体が、お客さま一人ひとりの安心や幸せを持続可能たらしめるきわめて人間らしい営みであり、持続可能な社会の実現、すなわちSDGsに関連づけられるものであると考えます。

明治安田生命は、企業理念「明治安田フィロソフィー」に基づき、お客さまに「確かな安心を、 いつまでも」お届けするとともに、「信頼を得て選ばれ続ける、 人に一番やさしい生命保険会社」となることをめざしています。これは「持続可能な社会の実現」を目的としたSDGsの理念とも軌を一にするものであると考えています。

「みんなの健活プロジェクト」の推進を通じた「健康寿命の延伸」、「地元の元気プロジェクト」および「明治安田生命Jリーグ」の応援を通じた「地方創生の推進」、従業員がいきいきと活躍できる職場環境の整備などにおいて、さまざまな活動を通じて、SDGsの達成や社会課題の解決、そして持続可能な社会の実現に貢献していきます。

このように、明治安田生命は、「歴史と伝統」のある健全な生命保険会社でありながら、「新しいことにチャレンジ」している、そういう生命保険会社だと思っています。

企業理念「明治安田フィロソフィー」について

みなさんは、「パーパス経営」という言葉を聞いたことがありますでしょうか。「パーパス経営」とは、企業が自社の存在意義や価値観を社会に示し、戦略的にサステナビリティ活動を行なっていくことです。社会には、さまざまな問題が山積しており、企業が株価を上げることや収益の最大化だけに終始していてはステークホルダーからの合意は得られません。社会の課題解決に取り組むことで会社の持続的な発展を実現していく「CSV(Creating Shared Value)」の考え方を取り入れることが大切です。

コロナ禍や地球の温暖化を契機に、企業も個人も、従来以上にその「ありよう」が問われる時代になってきており、企業の「存在意義」「価値観」を大切にする経営という意味で「パーパス経営」という言葉が流行りだしています。当社ではすでに、2017年から企業理念「明治安田フィロソフィー」を経営のど真ん中に据える「パーパス経営」を実践してきました。

-お客さまに「確かな安心をいつまでも」お届けすること。この使命のもと、お客さま・地域社会・未来世代・働く仲間との絆を大切に、私たちは「信頼を得て選ばれ続ける、人に一番やさしい生命保険会社 」をめざしていく-

このような想いが込められた「明治安田フィロソフィー」は、当社(私たち)が「何者で」「何をめざし」「何を大切にしているのか」を指し示すものであり、当社の方針・規程等の最上位に位置し、私たちの日々の業務における判断・行動の基準、言わば「羅針盤」の役割を果たすものです。当社では、この「明治安田フィロソフィー」を、従業員一人ひとりが「自分ごと化」して、体現できる人財になろうと取り組んでいます。

「明治安田フィロソフィー」を「自分ごと化」するためには何が必要でしょうか。そもそも「自分ごと化」とは「対象の物事を、自分のこととして捉えること」です。しかし、従業員も私も、会社のために生まれてきたわけでも、会社のためだけに生きているわけでもありません。人生の意味や生き方・価値観はひとそれぞれです。

ただ、「使命感を持って、ひととの絆や出会いを大切に、自分らしく自分の成長を感じながら生きる」ことは、多くの人にとって幸せなことではないでしょうか。一人ひとりが持つ、「自身の価値観」と「会社の価値観」を心のなかで対話させて、化学反応を起こすことが「自分ごと化」につながるのだと考えます。

そして、「明治安田フィロソフィー」を体現することができたとき、一人ひとりが、真摯に誠実に自分の幸せを追求し行動したことが、結果としてお客さま満足度の向上につながり、結果として会社のブランド価値は向上し、結果として会社は成長・発展するのだと思います。

そうすればもちろん、従業員の給与や処遇も上がっていきます。こうした美しい循環をなんとしても創りたい。その出発点は私たち一人ひとりの心の「ありよう」だと思っています。

生命保険業界を取り巻く環境と展望

2020年から始まったコロナ禍により、世界的に格差・分断の拡大が進行しているなかで、世界的に「融合」や持続可能な社会づくりが注目されています。生命保険は、その存在自体がまさに「融合」の象徴であり、「格差」や「分断」とは対極にある相互扶助という助け合いの精神が表れた人間らしい営み。今ほど生命保険が求められている時代はないと言えるかもしれません。

日本は少子高齢化が進み、今後も税金を払う人が減るなかで、社会保障費は増加していきます。国民健康保険の負担が増え、年金の支給開始年齢も後ずさりするなど、ますます社会保障が厳しくなるなかで、これからも民間生命保険会社の果たす役割はどんどん大きくなっていくと思います。そのようななかで生命保険会社が果たすべき使命は、1枚1枚、目に見える保険証券を紡ぎ出し、次世代に「確かな安心を、いつまでも」残していくことだと思います。

また、コロナ禍は、急速かつ強制的に社会全体のデジタル化をもたらしました。デジタル化・AIの進化、データ至上主義の流れが加速するなか、「人間の役割の再定義」が迫られていると感じています。AIやロボットは「不安」を感じることがありません。不安に共感し寄り添えるのは人間だけです。また、AIやロボットは一期一会の出会いに感謝感動の涙を流すことがありません。お客さまや働く仲間と感謝感動の絆を紡ぐことができるのは人間だけです。

これからの時代は、デジタルを手段として使いこなすことが求められる一方で、人にしかできないことによって、得られる付加価値を高め、人とデジタルを融合させ、お客さま一人ひとりその時その時の要望に応えられるよう活動を行なっていくことが大切だと考えます。

10年計画「MY Mutual Way 2030」の概要とめざす姿

持続可能な社会の実現が求められるなかで、資本主義の限界やポスト資本主義が議論されています。資本主義自体が否定されるべきものであるかはわかりませんが、少なくとも株主至上主義的な資本主義には限界がきているというのが、多くの人が考えていることだと思います。このような環境は、株主が存在しない相互会社にとって追い風であると考えています。

そもそも、「相互会社」は保険業法のみに認められている特別な会社形態です。株主から短期的な視野での利益最大化要求を受けることのない相互会社だからこそ、より長期的な時間軸で、お客さまのことを最優先で考えることができると思います。配当請求権もあれば社員投票権もある相互会社の保険は、いわばお客さまも従業員も運命共同体の船に加わっていただくということです。

2020年4月にスタートした10年計画「MY Mutual Way 2030」は、当社が、相互会社として、今後超長期の将来にわたり、ご契約者の利益を追求することを約束した計画です。この10年計画では、「10年後にめざす姿」を「『ひとに健康を、まちに元気を。』最も身近なリーディング生保へ」と定め、当社の「経済的価値」と「社会的価値」の双方を向上させていくこととしており、コロナ禍を契機とした環境変化等をふまえ、これらの前提・土台となる持続可能な社会づくりへの貢献にかかる取組みも強化していきます。

今は、企業も個人も、従来以上にその「ありよう」が問われる時代になってきています。企業も経済的価値だけではなく、「社会的価値」をしっかり創造できなければなりません。この「社会的価値」を、当社の「10年後にめざす姿」に照らして考えるならば、「健康寿命の延伸」という社会課題に対しては、「みんなの健活プロジェクト」の推進等を通じて、従来の生命保険のビジネスモデルを大きく転換し、お客さまが健康を損なったときの支えとなるようリスクに備える役割から、お客さまが健康を損なうまえに、健康増進を働きかける役割にシフトします。「地方創生」という社会課題に対しては、「地元の元気プロジェクト」および「明治安田生命Jリーグ」の応援等を通じて、すべての従業員が地域と関わり、地域に貢献していくことで、例えば、少子化や核家族化、高齢化などが相まって、増加傾向にある一人暮らしの高齢者の方が孤立しないよう、地域のコミュニティーとの関係づくりのお手伝い等を行ないます。

これらの活動を会社が評価するようなかたちで後押しして、従業員のみならず、会社自体の「社会的価値」を高められれば、結果として「経済的価値」にもつながると考えます。

学生のみなさまへ伝えたいこと

「明治安田生命」は、企業理念「明治安田フィロソフィー」に共感していただける方々を歓迎します。「明治安田フィロソフィー」は、決して難しいものではありません。「社会に貢献したい」という気持ちや、「誰かの幸せになるために、何かをしたい」という想いがその原点です。人と社会とのつながり・絆のなかで、常に他者への感謝を忘れずに、自己の成長や感動や幸せを求めたいという気持ちが大切です。

私は、従業員に対して、人間には二つの「きづく幸せ」があると伝えています。一つは、「築く幸せ」。これは、個々が自分の夢、目標を思い描いてチャレンジするため、口に出して計画を立てて、たゆまず努力することで「築く幸せ」です。もう一つは、「気づく幸せ」。道端にある名もない草花に目を留めて美しいと感じたり、人との出会いを当たり前と思わず、常に感謝するという「気づく幸せ」です。この二つの「きづく幸せ」をあわせ持つ人こそが、「経済的価値」だけでなく「社会的価値」を生み出せると信じています。

みなさんと一緒に働ける日を楽しみにしています。