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- ライフステージと生命保険
まず、ライフステージに沿ってご説明します。

① ライフステージと生命保険の役割
人生には進学、就職、結婚、出産、定年退職などさまざまな節目があります。この節目となる出来事によって分けられる生活環境の段階のことをライフステージといいます。
それぞれのライフステージでは、生活環境やそれまでの生活スタイル、考え方、あるいは与えられた役割や責任においても変化が生じます。

そしてこれらの変化には、新たなリスクが伴うことがあります。保険はこのような人生におけるさまざまなリスクに備えるための重要な手段の一つです。
特に生命保険は、万一のときに生じる経済的不安への備えとなります。残された家族が安心して生活できるように、また、大きな病気やケガなどの際に必要な医療を受けられるように、生命保険は存在します。
日本の生命保険の世帯加入率は90%近く、世界でも非常に高い水準であり、多くの人が将来起こるかもしれないリスクに備えているのです。
② 生命保険と損害保険の違い
- 生命保険
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基本的に、人の生死に関して保障するのが生命保険です。
万一のときや病気・ケガのときなどに支払われる保険金や給付金は、あらかじめ定められた保険金額が受取人に対して支払われます。これを定額給付といいます。
また、契約期間は10年や20年、あるいは一生涯と長期にわたるため、商品設計やリスク管理、そして契約者に対するアフターフォローなど高いクオリティが求められます。
- 損害保険
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一方、主にモノに対して補償をするのが損害保険です。自動車保険や火災保険は、交通事故や家屋の火災といった偶然の事故によって生じた損害額に応じて保険金を支払います。これを実損てん補といいます。生命保険と比べ、契約期間が短期となることも特徴です。
同じ“保険”といっても生命保険と損害保険では、保険の対象や契約期間、保険金等のお支払い方法などが大きく異なります。