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career V
那須野 栄祐(2021年入社)
株式投資部 国内株式投資G スタッフ

(2024年12月取材当時)

投資判断の責任感と醍醐味

現在の仕事内容・やりがい

私は現在、企業の分析をするアナリスト業務に携わっているほか、当社のスチュワードシップ活動に係る議決権行使や対話活動、J-REITや投資事業組合といった資産の新規投資・モニタリングを担当しています。
資産運用分野には、お客さまからお預かりした大切な保険料を運用して確実に収益を上げることが求められているため、投資判断には綿密な調査と分析が不可欠です。私は、アナリストとして化学セクターを担当していますが、社内の誰よりも化学業界に精通した人財となるために、人一倍責任感を持って調査・分析に取り組んでいます。
資産運用分野では、若手でも短期トレーニーとして社外で経験を積むことができるほか、同僚はみな成長意欲が強く、切磋琢磨し合う環境にあるため、日々やりがいを感じながら仕事ができています。
特に、自分の意見が会社の投資行動につながる点に面白みを感じています。また、機関投資家として株式市場でプレゼンスを発揮しながら、会社の収益を支えているという自負もあります。

どのように現在の業務を習得したのか
(社内研修や自己啓発の方法)について

資産運用分野での経験が浅い分、日々の業務を通じて学ぶことが非常に多いです。
企業分析一つをとっても、外部レポートや企業の公開データ等、アクセス可能な情報ソースを読み込むだけではなく、証券会社のアナリストから投資アイデアについて情報提供を受けたり、企業のIR担当者に業績について取材をしたりと、直接情報を取りに行くことで、分析に必要な見識を深めています。
部内では投資行動について議論する機会が多いため、インプットした内容をもとに、自分なりの仮説や考えを発信しています。もちろん、自身の判断や考えがすべて正しいわけではありませんが、「なぜそう考えたか」という点を定期的に振り返ることにより、自分なりのマーケットの見方について知見を深めています。
また、昨年度は日系証券会社、今年度はニューヨークの運用会社にそれぞれ約1ヵ月派遣していただき、専門的な分析手法について社外で学ぶ機会をいただきました。外部の第一線で活躍されている方々に直接教えを請う貴重な機会であり、間違いなく現在の私のアナリスト能力に活かされています。

入社後の経験のなかで最も印象に残っているエピソード

新たな運用手法の調査・研究として、MBO(注)に関する調査を行なったことが特に印象に残っています。
2023年に日本国内のMBO買い付け金額合計が過去最高を記録したことをきっかけに、当社においてもMBO実施を見込む企業を事前に買い入れておくことで、公開買付時に収益を獲得する機会があるのではないかと考えたのが調査のきっかけです。最初はMBOの定義自体もよくわかりませんでしたが、粘り強く過去の事例を調べたり、専門家に今後の予測を聞いたりして、最終的にはMBOの増加要因の分析と当社独自の予測銘柄の抽出を行ない、上席に報告しました。
現状は一定のリターンが期待できるかどうかの検証段階にあるため、実際の投資行動には至っていませんが、過去の事例にとらわれない投資戦略の立案に貢献できたことが嬉しく、達成感を感じた案件でした。
(注)MBOとは、「Management Buy-Out」の略で、経営陣(あるいは従業員)が金融機関や投資ファンドから資金調達を行ない、自社の株式や一部の事業部門を買収して独立すること

学生のみなさんへ

就職活動を進めていく中で、さまざまな壁や悩みにぶつかることもあるかと思いますが、せっかくの機会ですので、自身の可能性を狭めず、興味の赴くままに積極的に行動してみてください。
みなさんにとって最適な会社が見つかることが一番ですが、何より「やりきった」と言い切れるような納得感のある就職活動となることを応援しています。

(例)一日のスケジュール

  • 8:00
     出社、メールチェック
    証券会社から届くメール、レポートでマーケット情報を確認
  • 8:40
    合同朝会
    債券投資部・株式投資部合同で前日のマーケットの振り返りや当日のイベント、相場見通しについて共有
  • 9:00
    グループ朝会
    個別銘柄に関するニュースの共有や当日の売買投資行動について議論
  • 9:30
    トレーディング
    グループ朝会で検討した売買案に従い、証券会社に発注
  • 10:00
    対話
    投資先企業に対し、中長期的な企業価値向上に焦点をあてた意見交換を実施
  • 12:00
    ランチ
  • 13:00
    部内定例ミーティング
    週に1回株式ポートフォリオのパフォーマンスについて確認、議論
  • 14:00
    証券会社との情報交換
    証券会社のアナリストの方から投資アイデアについて情報収集
  • 16:00
    決算説明会
    投資先、投資候補先企業の決算説明会に参加
  • 18:00
    アナリストミーティング
    社内アナリスト、ポートフォリオマネジャーと当日の株価動向、翌日の投資方針について確認、議論
  • 19:00
    退社
PROFILE [ career V ] 那須野 栄祐(2021年入社)
株式投資部 国内株式投資G スタッフ 

(2024年12月取材当時)
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