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明治安田の取組み

資産運用の高度化

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効果的な資産配分および投融資による
利差益の維持・向上

資産運用分野では、「長期運用のプロ集団」として、資産健全性の維持・向上を図るとともに、良好な運用成果を長期にわたり安定的に確保する運用をめざしています。運用にあたっては、公社債を中心に、株式や外国証券、貸付金、不動産等の多様な資産に分散投資しています。また、責任ある機関投資家として、社会課題の解決に資するインパクトファイナンスやスチュワードシップ活動にも積極的に取り組んでいます。さらに、これらの取組みを支えるべく、米国運用拠点の機能拡充、クオンツ・AI等の先端技術の活用、資産運用専門人財の育成など、資産運用基盤の高度化を図っています。

資産配分の状況

米国運用拠点

現地での運用による地理的優位性と知見の活用を目的に、米国運用拠点を設置しています。具体的には、債券や株式等の伝統的資産に関連する業務に加え、生命保険会社の資産運用と親和性の高いプライベートアセットへの投資にも取り組んでおり、今後も機能を拡充していく予定です。

クオンツ・AI

先端技術の活用にも注力しています。金融工学を用いて、金融環境の見通しやフロントの投資判断をサポートする、当社独自のクオンツ・AIモデルを開発しています。社外のハッカソンへの参加や各種研修を通じて、資産運用分野全体の知見拡充につとめています。
 

責任投資

責任投資とは、社会課題の解決に資するESG 要素(※) を考慮した投資のことです。当社は、「確かな安心を、いつまでも」という経営理念のもと、ご契約者へ還元するための収益性を確保しつつ、責任ある機関投資家として、ESG 投融資やスチュワードシップ活動等の責任投資を通じ、持続可能で希望に満ちた豊かな社会づくりをめざしています。

責任投資における重要取組テーマ

責任投資の推進にあたっては、「ステークホルダーへの影響度」「事業との関連性」をふまえて設定した5つの重要取組テーマについて、重点的に取り組んでいます。

当社の責任投資の取組み

ESG投融資

環境、社会、ガバナンスの3つの要素を考慮して行なうESG投融資を通じて、投融資先企業のSDGsへの取組みを金融面から支援しています。社会や環境に対してポジティブなインパクトをもたらすことを目的としたインパクトファイナンスに特に注力しています。

スチュワードシップ活動

投資先企業との対話( エンゲージメント) や議決権行使などのスチュワードシップ活動を通じて、投資先企業の企業価値向上を促し、これに伴う当社の株主としての利益を長期的かつ安定的に享受することに努めています。

※ESG要素:環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance) の3つの要素

資産運用分野における人財育成

資産運用分野において、特に専門性が求められる領域および専門人財に求められる役割を明確化するとともに、専門人財をめざす候補者を認定(プーリング)し、専門人財登用へ向けた育成を推進しています。

資産運用分野の組織と主な業務内容

フロント

  • 融資部
    ・企業の設備や運転資金への融資
    ・プロジェクトファイナンスや証券化商品への投資
  • 債券投資部
    ・日本国債や国内企業が発行する債券(公社債)への投資
    ・外国公社債への投資
    ・為替や金利にかかるデリバティブ取引
  • 株式投資部
    ・国内株式やREIT、投資事業組合への投資
    ・外国株式や外国REIT、プライベートエクイティへの投資
  • 特定保険商品運用部
    ・外貨建保険商品の運用にかかる外国債券等への投資
    ・特別勘定の運用モニタリングや運用状況の開示
  • 不動産部
    ・国内外の不動産への投資
    ・保有する不動産の建替え・再開発

ミドル

  • 運用企画部
    ・資産運用にかかる経営戦略の策定・経営資源の配賦
    ・金融環境の見通しに基づくアロケーションの策定
    ・クオンツ・AI等の先端技術の活用
    ・責任投資にかかる企画立案・推進
  • 運用審査部
    ・フロントの投融資時の審査
    ・投融資後のモニタリング

 

バック

  • 運用サービス部
    ・資産運用事務サービスにかかる企画立案・推進
    ・運用資産にかかる管理業務